◯決算特別委員長報告・
採決---------------------------------------
△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(光田茂) 次に日程第2、本定例会の
会議録署名議員を指名いたします。 3番
北岡あや議員 20番
平山伸二議員 以上の両議員を指名いたします。
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△日程第3 議案第20号~同第41号、報告第8号~同第16号上程(31件)
○議長(光田茂) 最後に日程第3、議案第20号令和2年度大牟田市
一般会計決算の認定についてから同第41
号過疎地域持続的発展計画についてまで、及び報告第8号令和2年度大牟田市
一般会計予算継続費の精算についてから同第16
号地方独立行政法人大牟田市立病院の第3期
中期目標の期間の終了時に見込まれる第3期
中期目標の期間における
業務実績に関する評価結果についてまでの31件を一括議題として、市長に提案理由の説明を求めます。関市長。 〔関 好孝市長 登壇〕
◎市長(関好孝) 本日、令和3年度市議会第3回定例会を招集いたしましたところ、
議員各位には、公私とも御多用の中御出席いただき、厚く御礼を申し上げます。 議案等について御説明をいたします前に、二つのことについて、申し上げたいと思います。 まず、一つ目は、
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。 本年8月20日から、福岡県は「
緊急事態措置」を実施すべき区域とされております。本市におきましても8月中旬以降
感染者数の多い状況が続いており、
感染拡大の長期化により市民や事業者の皆様の社会・経済活動に大きな影響を及ぼしています。 本市としましては、
ワクチン接種の着実な実施をはじめ、
市民生活の支援、
事業継続の支援など、
新型コロナウイルス感染症対策を総合的かつ継続的に実施してまいります。 特に、現在若年者の感染が増加している状況を踏まえまして、若い世代の
ワクチン接種予約開始日の前倒しや、優先接種の対象者に妊娠中の方やその
配偶者等を加えるなど、早期の接種を希望する方の接種を進めていくことにより、11月には希望される方全員が接種を終えることができると見込んでいるところでございます。 今後も引き続き、安心して円滑にワクチンを接種できるよう、医師会をはじめ関係機関の協力を得ながら取組を進めていくことと併せまして、市民の皆様や事業者の皆様へ、
感染拡大防止に向けた取組についての御協力もお願いし、一日も早く安全安心で安定した生活を取り戻せるよう、今後も、精一杯取り組んでまいります。 次に、二つ目といたしましては、令和2年7月
豪雨災害からの復旧・復興についてであります。 これまで本市では、
市議会議員の皆様をはじめ、市民、事業者、ボランティアの皆様、さらには国、県、他市町など、多くの皆様の御協力をいただきながら、被災者の皆様の支援と
災害復旧事業に当たってまいりました。御協力をいただいている皆様に心より感謝申し上げます。
災害復旧事業につきましては、これまでに
オレンジロードの道路法面や上内、櫟野地区における普通河川の護岸、井堰などの復旧工事が完了しております。そのほかの
公共土木施設や農地・
農業用施設についても、一日も早い復旧に向け、全力で取り組んでいるところであります。 さらに、今後の
浸水対策を、流域治水の視点を含めて実現していく「
排水対策基本計画」の策定に向け、現在は、河川や水路などの現地調査に着手するとともに、福岡県、熊本県をはじめ
周辺自治体とも連携しながら取組を進めていくこととしています。 また、今なお、公営住宅などで避難生活を余儀なくされている被災者の皆様、生活再建に向けて取り組まれている被災者の皆様に対しましては、地域支え合いセンターの相談員が訪問し、生活再建に向けた支援を継続して行っているところであります。 昨年の
豪雨災害からこの1年間、
被災者支援と
浸水対策や防災・
減災対策に全力で取り組んでまいりました。このような中、本市では本年8月11日から9日間の総雨量が
観測史上最大の1,049ミリを記録し、8月平年の総雨量の4倍、
年間降水量の半分以上のこれまで経験したことのない雨が降りました。 今回の大雨で被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 今回の大雨では、人的被害はなく、住宅等への
浸水被害も昨年のような大規模な被害はありませんが、橋梁の損壊や河川の溢水などの被害があり、現在調査を進めております。 また、今回は6月1日から運用を開始した
防災情報システムを活用し、気象状況や避難指示などの情報をはじめ、避難所の開設や道路状況に関する情報などを、LINEやホームページ、
dボタン広報誌などにより、積極的に情報発信を行いました。
災害対策本部の業務においても、本システムの活用により、昨年の
豪雨災害で課題となった情報の伝達や共有に加え、道路の冠水状況をリアルタイムで把握するなど、効果的な運用ができたものと考えております。 現在は、今回の大雨で被災された方々への支援を進めるため、罹災証明や被災証明の発行などの御案内を行っているところです。 本市といたしましては、引き続き
浸水対策や防災・
減災対策に全力で取り組むことと併せ、昨年の
豪雨災害の被災者の皆様や今回の大雨で被災された皆様が、一日も早く元の生活に戻っていただけるよう、
市職員一丸となって、
被災者支援とまちの復旧・復興に全力を挙げてまいります。
議員各位におかれましては、何とぞ御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 引き続きまして、議案等の概要について御説明いたします。 この議会に提出いたしました議案等は31件でありますが、その内訳は、決算の認定に関する議案7件、
予算議案5件、条例議案2件、
請負契約の締結に関する議案等8件及び
一般会計予算継続費の精算に関する報告等9件であります。 まず、
予算議案のうち
一般会計補正予算について御説明いたします。 最初に、
新型コロナウイルス感染症対策関連経費の主なものについて、御説明いたします。
ワクチン接種の着実な実施といたしまして、ワクチンの集団接種を継続して実施するとともに、
予約システムの体制強化を図るため、所要の経費を計上いたしております。 次に、
事業継続支援と
地域経済活性化といたしまして、
緊急事態措置等により国・県の
月次支援金が延長されたことに伴いまして、市独自の支援金についても延長することとし、所要の経費を計上いたしております。 また、
コロナ禍における事業の継続や発展に向けて、
インターネット販売や
全国発送等の新たな販路に対応できる新商品を開発する
市内事業者を支援するほか、
消費喚起策として、
大牟田商工会議所が実施する
プレミアム付き電子商品券事業に対して、補助を行うことといたしております。 さらに、ICT等を活用した
スマート農業機械の導入や自給飼料を生産する機械の導入に対し、補助を行うこととし、所要の経費を計上いたしております。 次に、新しい生活様式に対応する
市民サービスの向上といたしまして、
市役所窓口における接触機会や滞留時間の低減のため、
申請支援システム利用に向けた準備のほか、
コンビニ交付対応行政キオスク端末や、
キャッシュレス対応レジを導入することとし、所要の経費を計上いたしております。 また、マイナンバーカードの交付について、
スマートフォン等によって受取時の来庁予約が可能となる
管理システムを導入することとし、所要の経費を計上いたしております。 続きまして、災害からの復旧・復興と防災力の強化に係る主なものについて御説明いたします。 まず、災害からの復旧・復興といたしまして、令和3年5月の豪雨により被災した河川護岸の復旧や、豪雨時の
浸水被害を軽減するため、河川及び水路のしゅんせつ・除草を行うこととし、所要の経費を計上いたしております。 次に、防災力の強化といたしまして、毎年の大雨に対する緊急的な対応として、市内の浸水箇所を速やかに排水するため、
排水ポンプ車を導入することとし、所要の経費を計上いたしております。 また、
ハザードマップ浸水想定区域に位置する学校の
受変電設備の
かさ上げ工事のための実施設計を行うほか、
ため池決壊による被害軽減を図るため、令和元年度から計画的に作成している
防災重点農業用ため池の
ハザードマップを追加して作成することとし、所要の経費を計上いたしております。 続きまして、
地域公共交通の
ネットワーク整備と安心・安全な
まちづくりに係る主なものについて御説明いたします。 玉川校区が行うこととしている
買い物弱者支援に係る実証実験に、令和3年10月1日より廃止予定の
路線バス区間を対象区域に加えて、
予約型乗合タクシーの実証実験を行うこととし、所要の経費を計上いたしております。 また、市内の小・中・
特別支援学校に
防犯カメラを設置することとし、所要の経費を計上いたしております。 続きまして、ただいま申し上げましたもの以外の主なものについて、御説明いたします。 歳出につきましては、2年度に基準額に対し超過して交付されていた
国県支出金の返還金をそれぞれの費目で計上いたしております。 民生費におきましては、
社会福祉法人が行う
障害者支援施設の整備に対する助成を行うこととし、所要の経費を計上いたしております。
農林水産業費におきましては、水田における麦・大豆の
先進的営農技術の導入及びそれに係る機械の導入経費についての補助を行うことといたしております。 土木費におきましては、本市の
居住支援機能の更なる充実に向けて、市営住宅をモデルに「住まいの面」と「福祉の面」から課題を把握するため、
アンケート調査による現状分析を行うこととし、所要の経費を計上いたしております。 以上のほか、指定寄付といたしまして、
安心安全まちづくり基金に
大牟田商工会議所女性会から100万円を、
青少年健全育成基金にハンバーグの店志摩から20万円を、図書館の図書の購入費に
大牟田北ロータリークラブから3万円をそれぞれ御寄付いただきましたので、その御厚意にお応えすることといたしております。 このほか、
新型コロナウイルス対策応援寄付について28万4,000円を、
災害支援寄付について88万1,000円を、それぞれ御寄付いただきましたので、先ほど御説明いたしました
新型コロナウイルス感染症対策関連経費及び
災害対策経費に活用させていただくことといたしております。御寄付いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。 以上、補正の概要について御説明いたしましたが、この結果、補正額は11億3,106万8,000円の増額となり、補正後の
一般会計予算は603億6,171万7,000円となります。 なお、財源につきましては、
地方交付税、
国庫支出金、
県支出金、寄付金、繰入金、繰越金及び市債の増減を行っております。
繰越明許費につきましては、
文化会館施設整備など年度内に完了しないことが見込まれます事業3件について設定するものであります。
債務負担行為につきましては、
損害賠償等請求事件に関する
弁護成功謝金3件について設定するものであります。 地方債につきましては、
借入予定額に合わせて補正を行うものであります。 次に、
特別会計補正予算について御説明いたします。
国民健康保険特別会計、
介護保険特別会計の
介護保険事業勘定及び
後期高齢者医療特別会計におきましては、2年度の決算に基づき繰越金、返還金等について調整を行うものであります。
水道事業会計補正予算におきましては、大牟田市
水道料金等関連業務委託について
債務負担行為を設定するものであります。 以上が
予算議案の概要であります。 続きまして、決算の認定に関する議案7件につきましては、2年度の
一般会計、各
特別会計、
水道事業会計及び
公共下水道事業会計の決算の認定に関する議案であります。 令和2年度につきましては、全ての会計において、黒字あるいは収支均衡の取れたものとなりました。
一般会計につきましては、6,203万4,000円の実質収支の黒字となっております。令和2年度は、7月
豪雨災害からの復旧・復興と
新型コロナウイルス感染症への対策を最優先かつ重点的に取り組んでまいりました。このため、多くの財源が必要となりましたが、国や県の財政支援を最大限活用できたことや、災害に係る
特別交付税の増額配分などにより、
コロナ禍における大規模な災害というこれまでに本市が経験したことがない危機を乗り越えられたものと考えております。 それでは、元
年度決算額との比較におきまして大要を申し上げます。 まず、歳出につきましては、総額687億9,985万3,000円で、元年度と比べ150億6,184万2,000円の増となり、過去最大の決算規模となりました。
新型コロナウイルス感染症対策といたしましては、市民の皆様の生活や、事業者の皆様の
事業継続と雇用を守ることが最も大事なことであると考え、
感染拡大防止や、
市民生活、
事業活動などの様々な支援策に取り組んでまいりました。具体的には、
特別定額給付金の支給のほか、
学校ICT化推進事業の実施や
感染拡大防止協力事業者支援金の支給など、様々な対策を実施したところであります。 次に、令和2年7月
豪雨災害からの復旧・復興といたしましては、国や県の支援策に加えて、
市独自事業を実施しながら、被災された皆様が一日も早く元の生活に戻っていただけるよう、
被災者支援と
復旧事業に全力を挙げて取り組んでまいりました。具体的には、
災害復旧事業や
災害廃棄物処理事業の実施、
住宅応急修理支援金や
くらし支援金の支給など、様々な事業を行ったところであります。 このほかの経費といたしましては、
義務的経費のうち、人件費につきまして、職員数の減少により、
職員給与費が減となった一方で、
災害対応等に係る時間
外勤務手当の増や、
定年退職者数の増加による退職手当の増のほか、
会計年度任用職員制度の開始に伴う報酬等の増により総額として増加となっております。 次に、扶助費につきましては、
新型コロナウイルス感染症による影響を受け、
子育て世帯臨時特別給付金や
ひとり親世帯臨時特別給付金などが皆増となった一方で、
生活保護扶助費が
医療扶助費の減により減少したことで、ほぼ横ばいとなっております。 次に、公債費につきましては、市債利子が減となった一方で、
過疎対策事業債や
臨時財政対策債の
元金償還金の増により、総額として微増となっております。 続きまして、歳入につきましては、総額694億79万8,000円で、元年度と比べ155億821万4,000円の増となっております。 まず、市税におきましては、
法人市民税について、税率の引下げなどにより、約1億7,600万円の減となっております。 次に、
地方交付税につきましては、
普通交付税が減となったものの、
特別交付税が、
災害関連経費が考慮されたことなどにより増加したため、総額として増加となっております。 次に、
国庫支出金につきましては、
特別定額給付金事業費補助や
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの皆増により、大幅な増加となっております。 また、
県支出金につきましては、
災害救助費負担金の皆増などにより増加となっており、市債につきましても、
災害復旧事業債の増などにより、増加となっております。 現在も、
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、災害からの復旧・復興に取り組んでおります。今後も、「災害からの復旧・復興と災害に強い
まちづくり」及び「
新型コロナウイルス感染症対策と地域経済の活性化」の2点を重点的に取り組むことが喫緊の課題であるため、引き続き、国や県の財政支援を最大限活用し、財政運営に影響が生じないように努めてまいります。 併せまして、大牟田の未来に向けた取組を積極的に行っていく必要があるため、「若者が夢をもって働く
まちづくり」、「子育て世代に魅力的な
まちづくり」、「安心して元気に暮らせる
まちづくり」の三つの
まちづくりの実現に向け、誠心誠意取り組んでまいりますので、議員の皆様及び市民の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。 続きまして、
国民健康保険特別会計につきましては、5億4,898万9,000円の黒字となっております。これは、歳入において概算交付された保険給付費等交付金の普通交付金が基準額に対し超過して交付されたことや、医療費適正化等の取組に対する
県支出金が増額となったことによるものであります。
介護保険特別会計につきましては、4億6,052万3,000円の黒字となっております。これは、歳入において介護保険保険者努力支援交付金が皆増したことや概算交付された介護給付費負担金等が基準額に対し超過して交付された一方で、歳出において、要介護、要支援の認定者数や一人当たりの保険給付費の伸びが小さかったことなどから、当初予算で見込んでいた保険給付費を下回ったことが主な要因となっております。 引き続き、
国民健康保険特別会計及び
介護保険特別会計の両会計とも、健康づくり事業や介護予防事業の推進など給付費の適正化に向けた取組をさらに進めてまいりたいと考えております。 次に、条例議案について、御説明いたします。
附属機関設置条例の一部改正につきましては、市史編さん事業の終了に伴い、大牟田市市史編さん委員会を廃止するものであります。
岩本南地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定につきましては、
岩本南地区地区計画の区域内における建築物の用途に関する制限を定めるものであります。 以上が条例議案の概要であります。 次に、
請負契約の締結に関する議案等8件につきましては、(仮称)新大牟田駅
南側産業団地造成工事、
高泉市営住宅(3期)新築工事、
高泉市営住宅(3期)新築に伴う
管設備工事、
高泉市営住宅(3期)新築に伴う
電気設備工事並びに(仮称)
総合体育館等実施設計及び新築工事に係る
請負契約の締結に関する議案5件、令和2年度の
水道事業会計及び
公共下水道事業会計に係る未
処分利益剰余金の処分に関する議案2件並びに
過疎地域持続的発展計画に関する議案1件であります。 最後に、
一般会計予算継続費の精算に関する報告等9件につきましては、2年度の
一般会計予算継続費の精算、
健全化判断比率並びに
水道事業会計及び
公共下水道事業会計に係る資金不足比率に関する報告、
公益財団法人大牟田市
文化振興財団、
公益財団法人大牟田市
地域活性化センター及び
地方独立行政法人大牟田市立病院の2年度の
事業報告並びに
地方独立行政法人大牟田市立病院の2年度における
業務実績及び第3期
中期目標の期間の終了時に見込まれる第3期
中期目標の期間における
業務実績に関する評価結果の報告であります。 以上が提出議案の概要であります。 何とぞ、御審議の上、御協賛くださいますようお願い申し上げます。
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○議長(光田茂) お諮りいたします。 以上で、本日予定された議事を終わりましたので、本日はこれにて散会したいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光田茂) 御異議なしと認めます。 つきましては、次の本会議は9月10日、午前10時から会議を開き、質疑質問を行うことになっておりますので、御承知おき願います。 それでは、本日はこれをもって散会いたします。 午後1時58分 散会
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